チワワのこと

英語で書くと Chihuahua だって知ってった?

chihuahua bowwow

チワワ人気

可愛らしいパッチリした目で見つめられると、思わず抱きしめたくなるような愛くるしさをもつ超小型犬がチワワですね。その可愛らしいルックスと飼いやすさから世界中で人気のワンコですよ。そしてあんなに小さな体なのに、ワンコらしい特徴をちゃんと持っているのです。活発で好奇心も旺盛、見かけによらず敏捷で、勇敢な面もあります。そして何よりも主人に対してとても深い愛情を示してくれます。それに加えて、あの可愛らしさですから、人がワンコに求めるものを全部持っているといってもいいかもしれませんね。

それと最大の特徴でもある大きさですね。JKC(ジャパンケンネルクラブ)では、3kg以下がショードッグの対象だそうです。他の国のケンネルクラブでは2.7kg(6ポンド)が基準だそうです。ショードッグの基準よりも大きい犬もたくさんいますが、概ね3kg程度で、小さい犬だと1~2kgです。
コレだけ小さいと、日本の住宅事情でも十分に間に合うし、散歩にしても、お手入れにしても、イザというとき抱きかかえるにしても、女性一人で十分対応できます。そういった飼いやすさもチワワの魅力でもありますね。それに、実際問題としてエサ代だってずいぶんと助かりますから^^

くぅ~ちゃん

チワワ1
写真集『くるくるくぅー』表紙

日本では1970年代から飼育されるようになったチワワですが、あの愛くるしさから常に人気者でした。そして、2002年から消費者金融のアコムのTVCMに登場した「くぅ~ちゃん」で人気が爆発しましたね。消費者金融の問題はさておき、テレビ越しでさえ「くぅ~ちゃん」に見つめられると堪らないものがありましたからね。その「くぅ~ちゃん」2003年度のテレビCMタレント・キャラクターの好感度ランキングで総合10位、オリジナルキャラクター部門で2位と、すっかりアイドルになっていましたね。ちなみに、CM共演者の清水章吾さんが飼っているチワワは「クーちゃん」で、「くぅ~ちゃん」とは別のワンコなんですよ。「くぅ~ちゃん」が清水さんに引き取られたというウワサも全くのガセですよ。

ロングコートチワワ

チワワの毛色は多種多様、そして毛の長さもスムースコート、ロングコートのどちらも認められています。元はスムースのようですが、パピヨンやポメラニアンを交配して改良されたのがロングコートですね。スムースとロングで性格や体格的に違うということもありませんし、飼い主の好み次第というところですね。

日本ではロングコートのほうが多少人気が高いようですね。特に若い女性のロングコート人気はすごいです。ロングコートの生みの親であるアメリカでは、チワワと言えばスムースコートのほうがポピュラーみたいですよ。

チワワの起源?

チワワという名前は、メキシコのチワワ市からつけられたものです。1850年にアメリカ人が現在のチワワの基礎犬をチワワ市から持ち帰ったことに由来しています。その基礎犬も小型でしたが、アメリカでさらに小型化されることになります。

その基礎犬の起源には諸説ありますが、一応有力だといわれているのが下記の3つの説です。

アステカ起源説

アステカ文明の時代に、死んだ人の魂を黄泉の国に導いく犬として生贄にされていた「テチチ」という犬が元祖だという説です。今のチワワよりも少しだけ大きかったようです。生贄と聞くと凄く神聖な感じもしますが、人々と共にくらし大切にされていたようです。まぁ、たまには食用ににもされたみたいですけどね。

中国起源説

スペイン人の貿易商が中国から持ち出した無毛の小型犬が起源だという説です。その貿易商が新大陸で、現地の小型犬と交配させて生まれた犬がチワワの元祖だというものです。でも、ワザワザ持ち出した犬を捨ててくるわけ無いと思うのですが、その犬もその交配種もヨーロッパから出てきていないのが不思議です。

MIX説

中国起源説とアステカ起源説をMIXすると、現地の小型犬というのが「テチチ」ではなかったのかという説です。中国説を信じればそういうことも考えられますが、その貿易商が何故ヨーロッパに持ち帰らなかったのか?そのへんが曖昧すぎてなんとも言えませんね。

チワワの気質

チワワは、その愛くるしい表情とは裏腹に、かなりクソ生意気な気質なのですよ。ただそのクソ生意気な面は外部に対してのもので、逆に主人に対しての忠誠心がとても高く、主人の愛情を独占しがります。言ってみれば、とても嫉妬深いワンコなんですよ。小さくて可愛らしいルックスだけではなく、主人に示す愛情も飼い主にとってはとっても魅力的に感じるのですね。

そういった主人に対する忠誠心は、主人を守りたいという行動に出ることもありますが、自身の体の小ささと、それに伴う警護能力の低さををある程度自覚しているのもまた事実です。感情の起伏が激しいタイプでもあるので、穏やかな生活を送れないと、そのことがストレスになったりもしますよ。吠え癖を持った犬が多いのもそのためだと思われます。